小型のONKYO製スピーカーをリメイクするのにチョイスしました。Φ10㎝ウーファーが50年前のセプターシリーズのウーファーに使われていた「蝶ダンパー」を使ったモノで珍しかったのでツィーターを厳選?しました。オリジナルは1μFのフイルムコンデンサーがツィーターに入ってるだけのお粗末なものだったのでちゃんとネットワーク作りました。このツィーター(8Ω)に2.2μFのフイルムコンデンサーを90度逆相で入れて8000Hz~6dB/oct-3dBのフィルターでウーファー(4.5Ω)にはコイル0.78mHを入れて900Hz~6dB/oct-3dBとしてます。小型のスピーカーは、よほど高音質なモノを除き大半がウーファーにコイルを入れないと中域がでしゃばる山なり特性になって密度の薄い喧しい音になるので、参考になればと思います。音圧も固定抵抗を使わずにバッチリ揃いました。ツィーターの音色としては非常に滑らかな雰囲気で誰の耳にも合う無難な音質だと感じます。箱はMDFを剥き出しにして、シリコン系塗装をして、側板にリザード型押しの本革を貼りました。内部にはMDF9㎜を部分補強して箱鳴りを押さえてます。